心臓の鼓動が一つ鳴るたび臓から酸が溢れ出す。 アブサンの海の中、私の体、内皮より溶けていく。
脳内ホルモンはヒステリックに頭を廻り。 体は快楽反応を求め騒ぐ。
込上げる、嘲いと絶望と泪。 酸と交じり合ったアブサンが骸に成り果てた躯を透り抜け。 アシッドキャンディーが舌を熱くする。 酸の雨が頭から降り注ぎ、酸の飴は舌と共に熔け堕ちる。
千億の絶望より愛を篭めて。